黒むしニンニクは、生ニンニクを海洋深層水(海岸から沖合いへ30キロ、水深300メートルの海水から精製したミネラルのバランスがいい水)に漬けてから、
乳酸菌を加えて発酵させ、さらに備長炭で300時間(約2週間)じっくりと蒸し上げたものです。
「熟成させた発酵ニンニク」と考えるといいでしょう。
深層水に漬けてあるので、生ニンニクよりかなり水分が多く、指でさわった感じはしっとりしています。中身の一片一片は、真っ黒な色をしています。本場紀州の備長炭で蒸し焼きにしたからです。
その結果、黒むしにんにくには生ニンニクの優れた働きが、さらに強化されていることが、科学的な実験から明らかになったのです。
第一に黒むしニンニクを食べると、体表(体の表面)温度が上昇します。
一般に体温の調節は、大脳の下にある視床下部で行われています。体表温度が上昇したというのは、
血行が良くなって、温かな血液がスムーズに流れるようになったということです。
つまり、黒むしニンニクには、血管を拡げて血行を短時間でよくして、体表温度を上げる効果があると考えられます。
第二に黒むしニンニクを4片食べると、
わずか15分で血液がドロドロからサラサラな状態になることが認められています。
これは、血液が固まるのを防ぐアホエンという物質が、生のニンニクに比べて格段に増えるからです。
生のニンニクでは、血液の粘度を下げるのに一昼夜はかかります。
第三に黒むしニンニクは、生ニンニクと比べて、脂質が5倍以上、β-カロテンやナイアシン、ビタミンAも格段に増加していることが判明しました。
ニンニクの脂質はアリシンとくっつくと脂質アリシンになり、ビタミンEに似た働きを発揮します。したがって、脂質が5倍以上になる黒むしニンニクは、強い抗酸化作用が期待されます。
さらに、β-カロテンやビタミンAも増えているので、
黒むしニンニクの抗酸化作用は、生ニンニクの約10倍も強くなっているのです。